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(2)株式・債券投資リスク −3.貯蓄商品のリスク |
株式投資のリスク! |
「株式を買う」ということは、株式会社の株を購入し、所有(会社の所有者の1人になること)することで、うまくいった場合には、次の点で、利益が得られます。 1)値上がり益(キャピタル・ゲイン) 購入時の株価より、売却時の株価が上回っている場合、値上がり益の獲得。 2)配当収入 配当金は、企業が、企業の業績(純利益)に応じて、株主に支払うもの。 3)株主優待 企業が株主に対して、自社製品やサービスを提供すること。 上記の利益が得られるのは、株を購入した会社の業績の見通しが良く、株を買う人が増えた(株価が上がる)場合です。 しかし、上記を理解すると、株も、元本割れ(当初預けたお金より少なくなる)することがわかります。 |
リスク度! 上記と逆の場合には、元本割れをします。 つまり、株を購入した会社の業績の見通しが悪くなると、 ・株を買う人が減り(株価が下がり)、配当収入も下がる。 ▼ ・購入時の株価よりも、売却時の株価が下がり、 購入金額よりも安く売ることになるため、損(元本割れ)。。。。 以上から、株は、「価格リスク(株価の変動)」があります。 さらに、株の取引も、証券会社が関与するため、取引時に「手数料」がかかります。 なお、最近、ネット証券という、インターネットを使った証券会社があり、通常の証券会社に比べ、手数料が、1/4〜1/5のところもあります。 しかし、ネット証券では、「取引の途中に機械が故障し、自分の株が全部売られて大損しても、自己責任」となる可能性があります。 (契約約款の中に、機械でのトラブルについては、免責事項としている会社が多く、注意が必要です) |
債券投資リスク! |
債券とは、国や企業が、不特定多数の人から資金を借りるときに出す「借用証書」です。 債券は、単なる「借用証書」と異なり、転売可能な有価証券です。 ただし、債券の種類によっては投資家が限定されていたり、販売先が転売が制限されているものもあります。 債券は、その発行者により、次の3種類があります。 @公共債(政府などが発行。国債など) A民間債(事業会社、金融機関) B外国債(外国政府、国際機関、外国企業) 債券を購入すると、うまくいった場合には、次の点で利益が得られます。 @利息収入:額面金額に対する「利回り」に基づき支払われる ※お金を貸した際に得られる金利) A償還差益:額面金額と購入金額の差 ※債券は、例えば100万円の額面でも、98万円で購入できる場合あり。 つまり、購入者が少ない債券は、安く売らないと買って貰えないため、 安く売るのです。その差益分が得になります。 B為替差益(外貨建ての場合):債券購入時と償還時(売却時)の為替レートの差 |
リスク度! 債券は、次の場合、元本割れ(当初預けたお金より少なくなる)の可能性があります。 @投資元本及び利払い(信用リスク) 債券の発行体が利息や元本の支払い遅延や不能に陥ると生じる場合。 A価格変動リスク(金利変動リスク) 債券の市場価格は、毎日変化する金利水準に対応します。 金利が上昇すると、債券価格は下落し、金利が低下すると、債券価格が上昇します。 つまり、売却しようと思った時に、先ほどの償還差益と逆の現象が生じて損。 B為替リスク(為替相場の変動によるリスク) 外貨建て債券の場合、「外貨預金」と同様に、元金や利息が外貨で行われるものは、その外貨と円の為替レートの差で、利回りが変化します。 以上から、企業の経営状態により、「株式投資」の場合と同様に、@・Aなどのリスクがあり、外貨建の場合には、「外貨預金」と同様にBのリスクがあるのです。 また、債券の売買(購入と売却)には、税金と売買委託手数料がかかるため、その点についても、注意する必要があると思います。 |
しかし、@・Aのリスクについて、株式投資と大きく異なることがあります。 それは、公共債は、発行体が、政府などであるということです。 つまり、国などが、投資元本及び利払いリスクになるということは、日本国自体が経営破綻になってしまうことで、その場合には、銀行など、どこに預けていてもだめでしょう。。。。 そのように考えると、国などが発行している「国債」は、安全な金融商品といえると思います。 そのため、私は、長期の得する預金として、「個人向け国債」を紹介しました。 |
投資信託(ポートフォリオなど)のリスク! |
投資信託やポートフォリオなどは、最近、よく耳にする言葉です。 投資信託(ポートフォリオ)とは、多数の一般の方々から小口の資金を集めて、共同でファンド(基金)に出資し、有価証券の運用の専門家(証券会社や投資会社)がその信託を受けて、その資金を株式や債券などの有価証券に投資し、その成果をそれぞれの投資金額に応じて投資家に分配するものです。 要するに、株式投資と債券投資のリスクがあるが、それを専門家が、分散するなどによりリスクを減らし、得をするように運用することです。 分散して安全性を高めるということになっていますが、分散したそれぞれにリスクがあるのです。 全て、元本割れする可能性も。。。 また、専門家といっても、必ず成功する訳でなないというリスクがあります。 さらに、専門家に対して、年に、2%近い信託報酬が引かれます。 投資信託の商品としては、次のものがあります。 ■変額個人年金 この貯蓄商品は、他の年金と異なり、投資信託により、運用されています。 つまり、リスクがあるので、注意が必要です。 ■MMF 国内外の公社債(国債・地方債・政府保証債・社債)・CP(コマーシャルペーパー)・ CD(譲渡性預金)等の短期金融商品を中心に運用する追加型公社債投資信託です。 つまり、株式は一切組み入れない投資信託で、安全性を高めているとのことですが、 上記に示しましたように、債券投資のリスクはあります。 ※CP:企業が投資家から短期の資金を調達するために発行する無担保の約束手形。 CD:第三者に譲渡可能な自由金利の大口定期預金のこと。 銀行など預金を受け入れる金融機関のみ発行可能。 |
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